健康コラム|歯とお口の健康について
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一生、自分の歯で食べるには?

記事提供/医療法人社団 いのこ歯科医院 理事長 猪子光晴

 前回はオーバー・ブラッシングによる歯根露出の治療法についてお話ししました。
 殆どの歯周炎は歯磨きをすることで改善傾向にありますが、いくら頑張って歯磨きをしても改善傾向を示さない歯周炎があります。今回は特殊な歯周炎についてお話しします。
 歯周病の最大の原因はプラーク(歯垢)つまり細菌の塊ということは以前お話ししたとおりです。しかし、歯磨きをいくら頑張っても治らない、悪い歯周病の細菌に感染して重度の歯周炎を引き起こすことがあります。
 歯周炎には慢性歯周炎、侵襲性歯周炎があります。一般的には慢性歯周炎がみられます。慢性歯周炎は歯磨き、歯科医院でのスケーリング、状態が悪ければ歯ぐきの手術等で改善します。しかし、侵襲性歯周炎はA.a.菌とかP.g.菌などの特殊な細菌感染にて重度の歯周炎を引き起こします。これは家族間で感染する事が多く、細菌検査(図 参考検査データ)を行い、感染しているようならその細菌に有効な抗生剤の服用をして、歯周ポケットを無くす手術が必要です。慢性歯周炎が風邪の様なもので、侵襲性歯周炎は特殊な細菌による肺炎の様なものです。つまり、特殊な細菌による肺炎は風邪の様に寝ていても治らないように抗生剤が必要なのと同じです。
 30歳を過ぎると半分以上の方が歯周炎の傾向があります。その歯周炎の原因が「何によるものか?」「悪い細菌の感染によるものか?」かかりつけの歯科医院で検査してもらい的確な診断のものとで治療してもらう方が良いと思います。次回は歯周炎と体の病気の関係についてお話しします。

※歯に関するご質問・お問い合わせは「住まいる編集部」まで

 

 

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