Photo Gallery オホーツクの四季
 
 
山本勝栄(やまもと・かつえ)

●山本勝栄(やまもと・かつえ)

オホーツクフォトグラファーメンバーズ事務局長
北の写真家集団DANNP会員

昭和33年2月21日生まれ。
大空町在住。
10月15日から17日まで全道高等学校文化連盟の写真部の大会が北見市で開催され、撮影会と講演を担当させていただきました。これも写真を続けてきたことや声をかけていただいた先生との出会いのお陰です。生徒さんも、継続すること・発表すること・出会いを大切に、永く楽しい写真を続けて欲しいものです。
【連絡先】090-20581565(山本)

バックナンバー

Vol.1 初夏を告げるタンポポ絨毯 他

Vol.2 断崖の花畑 他

Vol.3 雨宿り 他

Vol.4 サクラマスの故郷神の子池 他

Vol.5 一夜限りの月舞台…

Vol.6 晩秋の桜 他

Vol.7 名残の紅葉 他

Vol.8 初日の出を浴びて 他

Vol.9 流氷原に浮かぶ満月 他

Vol.10 青サギたちの里帰り 他

Vol.11 貴重な春の朝食 他

Vol.12 桜日和 他

Vol.13 知床連山からの朝焼け 他

Vol.14 ひまわりの滑走路 他

Vol.15 ころころ麦ロール 他

Vol.16 故郷をめざして 他

Vol.17 晩秋のコスモス 他

Vol.18 森作りをするエゾリス 他

Vol.19 夕景飛行(白鳥) 他

Vol.20 雪衣装〜藻琴山 他

Vol.21 気球散歩 他

Vol.22 名残惜しい雪原の影 他

Vol.23 夕陽に映える柳の花 他

貴重なひととき 写真・文/山本勝栄(オホーツクフォトフラファーメンバーズ)
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 早いものでもう師走になってしまいました。今年は例年に無く秋に台風が来なかったこともあって大雨で憂鬱な日々が無かったこともあると思いますが、秋があっという間に過ぎ去ってしまった感じがしています。ただ雨が少なかったことがこれからどのように自然に影響していくのか少し不安になってしまいますが、せめて今年の冬は山だけでいいのすが、ちゃんと雪が積もって素晴らしい樹氷を見たいと願っています。

夕景飛行(白鳥) 〜 (小清水町涛沸湖)

 水鳥たちの楽園「涛沸湖」は、秋から春までが一番賑わいを見せる時期です。例年10月10日前後を堺にオオハクチョウやオオヒシクイ、マガン・カモの仲間たちが一斉に渡って来て、賑やかになります。一方で3月から営巣と子育てに来ていたアオサギたちは幼鳥も独り立ちできるように成長して本州へと巣立っていきます。
 この時期は、年間の中で渡り鳥たちの編隊飛行が見られるのでとても楽しみです。それぞれの鳥の種類ごとに特徴のある編隊や飛び方があります。この日は、強風で荒れた天候でしたが、夕暮れが近づくに連れて雲が焼けて鮮やかなオレンジ色に染められてきた空に、太陽から放たれた束の矢のようにオオハクチョウたちの編隊飛行が現れました。
 まるで連続写真を見ているようで、しだいに一筋の線になってオレンジの空から暗黒の空へと消えていってしまいました。動物たちを撮影していると、このシーンのここに飛んでくれないかな?とか撮影者は身勝手な想像をしてしまうものです。挙句の果てには餌付けをしたり、動物の生活圏を越えたり、脅かしたりしてまで撮影しているものも見受けます。私は、動物たちの撮影では彼らの生活圏を守り一定の距離を保つことが大切だと思っています。どうしても動物たちのアップを撮影したいなら、相手に影響を与えないように望遠レンズで撮影するのがマナーだと思います。

暖かい綿帽子 〜 街角の街路樹

 朝目覚めて、外が静まり返っているのにカーテンの外は明るい…綿雪が深々と降って車の音も吸い取ってしまいます。12月らしいふわふわとした、あったかいような雪がすべてを覆っています。鈴なりの街路樹ナナカマドにもすっかりクリスマス装飾されたように綿帽子をかぶって、寒いのになぜか暖かそうに見えます。風の吹かないうちに早く撮影に出かけたので綿帽子を撮影できました。お昼には風が出て綿帽子は脱げてしまい、また寒々とした表情に戻っていました。せっかく紅白で縁起の良いシーンではあったのですが、自然は思うようにはならないものです。どんなものでも、季節や時間、雲や雨など季節ごとの装飾でそのものの存在や価値観が変わるものです。主役を引き立てるのは、雪や雨、青空や雲、朝焼けや星空、風といった天然の舞台装飾が主役の演技を引き立たせてくれます。雪一つとっても気温や湿度で結晶の形も違うし、質感も異なりますから、トッピングするにも沢山のメニューの中から選べます。これからの季節は、いろんな雪メニューが楽しめます。皆さんはどんなメニューを選ぶのでしょうか?

 
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